お世話になった方へ贈る一品

トップ > 研究室 -lab-


研究室
メニュー
玄米卵の目指すもの
畑だより
畑だより2
第一回卵かけごはんシンポジウム
京たまご穀産誕生の経緯〜完全国産化を目指して〜

  • 京都養鶏生産組合
  • 成鶏
  • GPセンター
  • 食鳥
  • 肥料

  • 安全への取り組み

  • Q&A

イベントカレンダー

prev 2017/10 next

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

 ⇒直売店へのアクセスはコチラ


QR

メルマガ

研究室

■玄米卵の目指すもの

images

※玄米卵は2006年5月より、「京たまご(穀産)」に名称を変更いたしました。
記事本文中は、アップ時から変更しておりませんので名称はそのままです。

日本の食料自給率は今や40%となり、主要先進国の米国、英国、仏国、独国、伊国、カナ ダ、日本の自給率を比較すると100%を下回っている国は英国、伊国、日本だけです。しか も英国は60%、伊国は70%と比較しても我が国の値は余りにも低い現状です。
  食料自給率が低いと自国での食料の供給率が低いため、国外での紛争(戦争、テロ、タンカーの襲撃等)によって食料が高騰、ひどいときには輸入できなくなることも視野に入れなければなりません。つまり、40%の食料しか供給できなくなります。また、近い将来、世界人口が急速に増加すると予想されていますので、日本に今と同じ条件(価格、安全性)で輸入でき なくなることは明らかです。
  今から40年程前の日本の自給率は70%以上もあったにも関わらず、食生活が欧米化し、 肉や卵を生産するための飼料用穀物(とうもろこし、大豆等)も安価で輸入する事が出来る様 になり、自給率は低下の一途をたどっています。
  また世界の輸入総額の日本の順位を見てみると、とうもろこし、小麦、牛肉、豚肉では一位、 大豆は二位となっています。
  このように輸入にたよっているとますます自国の農業を衰退させ、近い将来、中国を始め発展途上国の近代化に伴ない、食事も欧米化が進めば、たよりの輸入穀物も他国との引っ張り合いになり価格が高騰し、いずれは輸入出来る量にも限りがありますので、食料の不足の事態も 考えられます。
  日本の鶏卵の事例では、生産自給率は95%と高いレベルで推移していますが、残念ながら 鶏を育てるための飼料(餌)は、ほぼ100%輸入にたよっています。(牛肉、豚肉についても 生産自給率は違いますが、飼料は輸入にほぼ全て依存しています)
  穀物輸入が難しくなると先般申し上げました様に人が食べる食料すら不足する訳ですからもちろん鶏が食べる飼料を輸入で賄いきれなくなります。もし賄えたとしても非常に高価なものになります。(牛肉、豚肉、牛乳等の畜産物は全て同じ状況になるでしょう) そこで国産の飼料で卵が作れないか、ただし何が代替飼料原料に適当か、鶏の好む餌は何か、卵の品質には問題ないのか、卵の味はどう変わるのか、頭を悩ましていた時に、以前に読んだ 資料におもしろい記事が掲載されていたのを思い出しました。
そこには"飼料穀物の主原料は主食としている、欧米は小麦、アメリカはトウモロコシを使 っているのに、なぜアジアに位置する日本がお米を主食としながら、畜産用の餌はお米ではな く、トウモロコシを中心に使うのか"とありました。
また、昭和53年の水田利用再編対策事業以降、毎年米の生産調整が実施され、平成15年には水田面積の約3分の1が他作目等に転作されています。ご存知の減反政策、転作奨励金を渡し、転作に成功している事例もありますが、中には耕地利用もせずに荒れ野原になっている土地も少なくありません。そのまま放置しておけば将来利用できなくなり、自給率向上がますます難しくなります。将来のため、農業活性のため、何をするべきか!今すぐ始められる事は 何か!を実行していきたい。
  そこで現在、未利用となっている休耕田に飼料用のお米を植え、飼料として使えるか研究を重ねてまいりました。まずは鶏の飼料の約50%を占めるトウモロコシ(ほぼ100%米国輸入)を玄米に替えて、試験研究を行ってきました。嗜好性、産卵個数、品質、味においてもほ ぼ同等の結果となりました。
  ただし、卵黄の色を良くするための色素も入れていませんし、トウモロコシの中に含まれて いる色素もありませんので黄味の色が真っ白なのが特徴です。
  皆様が日頃口にされている卵とは割ってみると、まったく違った卵に見えるかもしれません。 私たちは、この"玄米の卵"が日本の休耕田の有効利用による、農業の再活性、また、日本の食料自給率の向上のひとつのきっかけとなり、ゆくゆくは日本の食糧の安定供給への近道に なることを確信しています。

写真1 玄米の卵

■写真2 田植えの風景1

images

■写真3 田植えの風景2

images

平成17年4月より国産鶏に玄米を始めとして魚粉、生米ぬか、炭酸カルシュウム等の国内で数少ない 国産原料で配合した飼料を与えて生産した「玄米の卵」は、その後販売が順調に伸びてきています。
本年度は、地域内循環型農業を目指して、JA養鶏部会として城陽市、JAの協力を得て、城陽市内の休耕田(20a) で多収穫米を試験栽培することとなり、6月18日に田植えをしました。
玄米の収穫は10月上旬の予定で、その成果が期待されています。